さて、今回は「夏前に準備する事」についてです。
前回は「紫外線」についてのお話でしたよね。
いよいよ夏本番を迎えようとしていますが、髪やお肌の夏対策、もうバッチリでしょうか?
髪に関しても、元がクセ毛の方は広がりやうねりが出たり、直毛の方はトップがペタッとしてしまったりと、扱いづらい季節になります。
ということで、今回はこれからの季節を乗り切る方法を、
【クセのある髪質の方向け対策】
【直毛のペタッとしやすい方向けの対策】
と、髪質別にご紹介できればと思います!
◎【クセのある髪質の方向け対策】
まずは、元がクセのある髪質の方から。
夏前にストレートパーマをかける方向で考えてる方も多いのではないしょうか。
「夏はストレートにしないと、毎日ストレスが溜まるから絶対かけたい!」という方もいらっしゃいます。
もちろんこれも有効な解決方法といえます。
でもストレートパーマは、どうしてもバシッとした直毛になってしまうんですよね。
最近は技術がかなり改良され、かなりナチュラルに仕上がるようになりましたが、
元の髪質を生かしながら自然なスタイルを作る、こんな方法もあるんですよ!
《カットで対策する》
クセのおさまりやすい位置で長さを決めてカットするだけで、扱いやすさがUPします。
《重めのトリートメントに切り替える》
美容室で行う施術用トリートメントを、普段より1段階重めの仕上がりにします。
これにより美容室での仕上がりをキープしやすくなります。
(自宅用シャンプー&トリートメントも重めにするとなお持続性あり)
なお梅雨~夏の2ヶ月間、髪型を維持するためにストレートパーマをかけるのと、上記トリートメントでの維持は、コスト的にほぼ同程度です。
《パーマで対策する》
思い切ってパーマをかけてしまうことで、うねりやハネをオシャレな雰囲気にもっていくこともできます。
毛先にカールがつけば、根元のうねりも視覚的にぼけてナチュラルに見えるんです!
《スタイリング剤を工夫する》
スタイリング剤を保湿力と油分がある (コーティング力のある)ものを使ってみてください。
いくらブローしても外に出たらすぐに元に戻ってしまう事はよくありますが、これは髪が空気中の湿気を吸っている証拠。
油分で出来た保湿力に優れたスタイリング剤は、髪に入って来ようとする水分をシャットアウトしてくれるんです。(「水と油」ってよく聞きますよね。)
◎【直毛のペタッとしやすい方向けの対策】
次は直毛の方の対策をご紹介します。
《カットで対策する》
ショートの方は、ボリュームの出したい箇所の髪の内側(見えない場所)に、短い毛をランダムに作ってふんわりさせます。
ロングの方は、顔まわりやトップにレイヤー (段) を入れます。そうすることで、ドライヤーで乾かすと髪が不揃いに重なってふんわり見えるようになります。
《トリートメントで対策する》
今のトリートメントはしっとり毛先を収めるものだけでなく、根元をふんわりさせシルエットをつくるものがあります。ご紹介いたしますので、お気軽にお尋ねください。
また洗い流さないトリートメントで、微量のアルコール (微量なので髪へのダメージに繋がりません) が余分な水分を気発させ、髪に重さを残さないというタイプのものもあります。
《全体 or 根元にパーマをあてる》
ショートの方は、根元だけにパーマをかけてふんわり感を形状記憶させます。
ロングの方は全体的にパーマをあててもOK。毛先がふんわりする事によって、トップがペタッとしていても毛先のボリューム感で頭や顔を小さく見せるシルエットが作れますよ!
《スタイリング剤を工夫する》
広がりを抑える方とは逆で、油分の少ないワックスなどがオススメです。
マッドワックス (パサっとした土のような質感の男性用ハードワックス) は、女性でも使い方によってかなり効果を発揮しますので使い方などお気軽にお尋ねくださいね。
《スタイリング方法を工夫する》
カーラーやアイロンなどでボリュームを出す方法をお伝えしますので、是非ご来店時に聞いてください!
以上、今回は梅雨・夏本番に向けた髪対策をご紹介しました。
梅雨が終わり夏が来ても、汗で頭の中が蒸れて梅雨と同じ状況になりますので、これからでもまだ遅くありませんよ!
なお上記の方法は、お客様一人一人によってやはり合う合わないがあります。
一人一人の悩みに応じてまた新たな対策手段が出てくる事も多々ありますので、お悩みの方は是非一度ご相談にいらしてください。
今の悩み、今までの悩みをぶつけていただき、一緒にベストな方法で解決していきましょう!
いつも長々とありがとうございます。笑
うまく髪質をコントロールして、四季を楽しみましょう!
ACQUA aoyama 熊谷 安史